漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
50歳 女性
酒さ性皮膚炎と言われて病院に行っているが良くならず、漢方で何とかしていきたいと来店されました。
身体が疲れやすく、冷えると症状が悪くなるそうです。
皮膚の状態を見てみると、おでこ、ほほが赤くなっているが、鼻の周りは特に赤みは観られません。
身体ののぼせや火照りはないそうです。
まぶたが腫れて浮腫むことがあるそうです。
中国医学的に『営衛不和』、『気血両虚』の状態と考えられます。
その為、身体を温めながら、体力を補っていく漢方をお渡ししました。
2週間ほどして、身体の疲れもマシになり、皮膚の炎症と赤みが引いてこられました。
元気になり動きやすくなってこられました。
体調も良くなり、引き続き飲んで頂いております。
基本的に皮膚の炎症は、身体に熱がこもって皮膚が赤くなるケースが多いのですが、今回の場合、冷えると調子が悪くなるため恐る恐る身体を温めて元気を出していく物をお渡ししました。
その結果、体調が良くなって頂いて良かったのですが、この真夏の暑い時期に身体を温めていく物を使う事は基本的に身体に熱がこもり症状が悪化される場合があります。
身体に熱がこもらない、温めたら楽、冷えると調子が悪い場合は、皮膚の病気で赤みがあっても少量ずつ身体を温めていくことで良くなるという珍しい症例の一つです。
いろいろ試してうまくいかない方は、是非、ご相談下さいね。
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